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大学3回生の時、学習塾を創業。この道一筋に、生徒のため・保護者様のため、がむしゃらに頑張って27年。自慢の教え子は3000余名。「教育平成維新」をスローガンに、志高き若人の育成に邁進します。
洛南高等学校
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4日(土)は、洛南高校の学校説明会に出かけてまいりました。洛南高校と言えば今や、日本を代表する進学校です。
東大29名 京大105名 大阪大53名 神戸大28名の驚異の合格実績を誇る学校です。

●歴史
はじまりは、今からおよそ1200年前、日本文化の父といわれる弘法大師が庶民のための教育の場として創られた日本最初の私立学校「綜藝種智院」にまでさかのぼることができます。その後、永い歴史の中で受け継がれてきた大師の建学の精神にもとづいて、1962年(昭和37年)、新たに「洛南高等学校」として発足。さらに教育の一層の充実強化を願って、1985年(昭和60年)4月に附属中学校を開校しました。2006年(平成18年)4月、男女共学校として、また新たな一歩を踏み出しました。
洛南高校としては47年目 附属中学校は25年目、卒業生28000人の学校です。

洛南と言えば、大学合格実績が抜群の進学校、とのイメージが先行しますが、バスケットボール部、陸上部、吹奏楽部、体操部・・・、全国レベルの強いクラブがたくさんあります。そして、今年、硬式野球部が誕生したそうです。野球部は、グランドを使っての練習になりますが、グランドが狭いため、ナイターでの練習をしているそうです。グランドが使用可能な時間までは自習しているそうです。洛南らしい学校生活だと感心しました。

また、洛南といえば「生活指導が厳しい」ことで有名ですが、「挨拶・身だしなみ・・・、身につくまで指導します。ですから、口うるさい学校です。」「わかることとできることは別です。身につき、当たり前になるまで指導します。これは生活指導も、学習指導も同じことです。」と、以前の学校説明会でききましたが、この基本的な姿勢が、それも仏教の教えに基づいた指導が、洛南を支えている大きな柱であると本日も認識いたしました。やはり、子どもたちの心の根幹を成す宗教教育(偏った意味ではなく)は今の日本の教育には必要とされているものの一つのように思われます。

洛南のようにあらゆる面でレベルが高くなってくると(西大和学園も然り)、学校説明会では、「世間で言われるほど、入学が難しい学校ではありませんよ!」「大学入試に向けて、進学実績のみを追いかける学校ではなく、様々な取り組みを通して人間力を育む学校ですよ!」との説明になり、進学実績は、「生徒達が頑張ったから、それだけのことです・・・」となる。確かにそうかもしれませんが、そこまでつくり上げてきた過程、大変だったのでしょうね。超進学校には超進学校の悩みがあるということでもあります。

最近、京都では堀川高校、西京高校、嵯峨野高校、いわゆる御三家の台頭で、洛南も苦戦していますが、やはり京都の横綱・洛南、そのような感をいっそう深めました。

※上の写真でもわかりますように、共学化を機に立派な新校舎が完成しました。ある進学校の
先生が言っておられました。「吹き抜けが大きくとってあり、天井の高い開放感のある校舎を持つ学校には優秀な生徒が育つ。」洛南はまさしくそのような校舎です。
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京都産業大学附属中学校・高等学校
4日(金)は、京都産業大学附属中学校・高等学校の入試説明会に出かけてまいりました。

京都産業大学といえば、昨年、「クォークの世代数を予言する対称性の破れの起源の発見」(何のことやら?)で、ノーベル物理学賞を受賞された益川敏英教授で、さらに脚光を浴びた大学です。

その附属校ですが、開校3年目の学校で、どこから見てもすべてが順調、そして確実に評価を上げててきている学校です。
校長先生も挨拶の中で、つい口を滑らしていましたが、「うちの学校の唯一の問題点・難点、それはハード、すなわち校舎・・・」、大学の附属校として、立命館・同志社と比べてみても完全に見劣りがするのは事実です。

しかし、その問題も解決。先日もこの部ログで紹介いたしましたが、2012年4月、JR丹波口より、徒歩4分の地に、新校舎が完成し移転します。よい風が京都産業大学に吹いている感じです。

本日の説明会も、今年私が参加した説明会では一番塾の先生方を集めていたような気がいたしました。そして用意された資料も完璧。知りたいことが実によくわかる内容でした。

この学校には、大きく分けて二つのコースが設定されています。

コース

●特進コース難関国公立大学や京都産業大学に設置していない学部(例えば医・歯・薬系など)への進学を目指します。
●進学コース
高校2年生より〈文理コース〉と〈KSUコース〉に分かれます。
<文理コース>中堅国公立大学や京都産業大学に設置していない学部(例えば看護・福祉系など)への進学を目指します。
<KSUコース>京都産業大学への進学を前提に、高大接続授業を中心に多彩なカリキュラムを設定。
キャリアアップを目指します。

社会系/経済学部・経営学部・法学部での学びに対応します。
国際系/外国語学部・文化学部での学びに対応します。
理工系/理学部・コンピュータ理工学部・総合生命科学部(2010年4月開設予定)での学びに対応します。

私が注目しているのは、特進コース
大学附属の学校ですから、エスカレータ式で上の大学へ進学させるのは当然のこと。しかし、大きな大学の附属校であるにかかわらず、あえて他の大学を目指す。
そして、この学校の将来を左右するのも特進コースの大学合格実績であると思っています。
いよいよ、一期生が来春大学入試を向かえます。どんな実績が出るのでしょうか?今から楽しみです。その学力の一端を紹介する資料も含まれておりましたが、期待できそうです。京都の進学実績におけるどのようなポジションに座るのでしょうか。